大きく変化、長野の玄関 駅前再開発ビル工事スタート


 JR長野駅善光寺口(西口)前に建設するA2地区再開発ビル「ウエストプラザ長野」の起工式が三十日午前、現地で行われた。A―Dの四地区で計画されている中心部再開発事業構想の最初の着工。九八年長野冬季五輪までに、地上十階建ての商業ビルができる。

 建設地は食堂などがあった同市末広町の一角千五百九十七平方メートル。地権者九人による個人施工の再開発事業として、地下一階、地上十階のビル(高さ四十四メートル、延べ約一万千三百平方メートル)を建設し、南西側に立体駐車場(七十二台収容)も整備する。来年十二月にオープンする予定で、総事業費は国、県、市の補助を含め約三十六億円。

 ビルの運営は地権者でつくるビル会社が当たる。一階には地権者関連の店舗やハンバーガー店が入る予定で、二―四階に大手書店「平安堂」が出店する。五階からは不動産会社の事務所などが、九、十階には飲食店が入る予定だ。外観はガラスを多用した格子状のデザイン。壁面に大型ビジョンを設置する構想もある。

 長野駅善光寺口は、来年秋の北陸新幹線開業に伴う新駅舎建設や、ホテルの建設などで様相が大きく変わる。「ウエストプラザ長野」は、その中で地元商店らによる最初の大型開発事業。駅前一帯の再開発計画の中でも「五輪までに完成させたい」と、先行着手した。

 起工式には地権者や市、工事関係者ら約百人が出席。神事を行い工事の安全を祈った。

(1996年8月30日 信濃毎日新聞掲載)