ハンマー投げの室伏 ボブスレーに本格挑戦 21日から合宿参加


 陸上男子ハンマー投げの第一人者、室伏広治(中京大)が一九九八年の長野冬季五輪を目指し、ボブスレーに本格挑戦することが十二日、明らかになった。

 日本陸連の安田矩明強化委員長によれば、二十一日から二十八日まで長野市の「スパイラル」などで行われるボブスレーの全日本強化合宿に参加すると本人から報告を受けたという。

 合宿では滑走練習を中心に実施する予定で、同委員長は「本業はハンマーだけど、いろいろなことにチャレンジし、幅を広げてくれれば」と二〇〇〇年のシドニー夏季五輪を視野に含め、他競技への挑戦に期待を寄せた。

 室伏はハンマー投げでは一九九四年の広島アジア大会で銀メダル獲得、九五年の世界選手権代表になった実績の持ち主。この夏、東京都ボブスレー連盟が行った体力測定のコントロールテストでは抜群の成績をマークしており、同連盟の山崎良次事務局長も「氷の上でどれだけ力を発揮できるか」と話していた。

(1996年12月14日 信濃毎日新聞掲載・共同)