長野五輪 ボブスレー、室伏が出場を断念


 陸上ハンマー投げのホープ、室伏広治(ミズノ)が、期待されていたボブスレーでの長野冬季五輪出場を断念したことが十八日、明らかになった。

 室伏はボブスレーの体力テストで、抜群の運動能力を示し、昨年末には日本代表候補の強化合宿にも参加。本格的にボブスレーに挑戦すれば、五輪代表入りも可能と言われていた。しかし父親の室伏重信コーチ(中京大教)によると、広治選手は「考えた末に、ハンマー投げに集中することを決めた」として、このほど日本ボブスレー・リュージュ連盟に断念の意向を伝えた。

 重信コーチは「ハンマー投げの記録を伸ばすためには冬季練習が最も重要。長期間、ボブスレーに時間を取られるのはまずいと考えたようだ」と話している。

(1997年4月19日 信濃毎日新聞掲載・共同)