岡谷の三セク「スケートの森」 クラップスケート、受注生産


 岡谷市の第三セクター「やまびこスケートの森」(藤井純社長)は二十六日、日本製のクラップスケートを「アップスケート」の名称で製造、販売すると発表した。同社の技術課長で、元五輪選手の清水康弘さん(38)らが開発した。同社は「この靴をはいた選手に、世界記録を出してほしい」と期待している。

 アップスケートは、黒岩彰・日本スケート連盟コーチから依頼を受け、四月に試作。ブレード(刃)とスケート靴をつなぐ中枢部の強度を上げたほか、ばねを使ってブレードが靴に戻る力を調整できるようにした。部品は諏訪市内の精密業者が製造し、清水さんらが日本製の靴に合わせ、調整、組み立てる。

 日本のトップクラスの選手に試してもらったが、「滑っていて安定感がある」などと好評。ただ、オランダ製のクラップスケートに比べて片足分で六十グラムほど重く、軽量化が今後の課題という。七月十八日からカナダのカルガリーで行う全日本チームの合宿には「アップスケート」を四、五十台を持ち込んで試験するという。

 アップスケートは注文生産。問い合わせは同社(電話0266・24・2494)へ。

(1997年6月27日 信濃毎日新聞掲載)