スピード・カルガリー記録会=男子千 清水、スラップ使い1位


 【カルガリー9日共同】スピードスケートの記録会が九日、当地の室内リンク、五輪オーバルで行われ、清水宏保(三協精機)が男子千メートルでスラップスケートを使用して1分13秒57をマーク、1位となった。新鋭の西岡和哉(専大)が2位。

 男子五百メートルは宮部保範(王子製紙)が36秒32で制した。女子五百メートルでは岡崎朋美、三宮恵利子(ともに富士急)が39秒64で1位を分けた。同千五百メートルは外ノ池亜希(アルピコ)が2分2秒69で1位となった。

 また男子千五百メートルでは李奎火ヘンに赫(韓国)が1分50秒82の好記録で1位となった。

 記録はすべて参考記録。

<違和感なく…実戦で経験を>

 〇…スラップで滑る清水は、スムーズに五輪オーバルを回った。滑りに違和感はなく、軽く流した感じで千メートルを1分13秒57。スラップの力を見せつけた。

 「きのう、きょうは遊びみたいなもの。W杯はまだどうするか分からない」とは言ったが、「スラップ挑戦」で気持ちは固まっているようだった。

 ライバルの堀井が十月の初めからスラップを使い始め、W杯派遣選手選考会で五百、千メートルで国内最高を連発。カルガリーではカナダなどの外国勢も、快記録を出したことにも「予想していたことで、焦りはない」と強気だった。

 今村コーチは「スラップはきのうから始めたばかりだが、当面はこの方向で行く」と語り、W杯の実戦でスラップを使って経験を積ませる方針を示した。

(1997年11月11日 信濃毎日新聞掲載・共同)