軽井沢、34年ぶり五輪の街 住民歓迎パレード



 長野五輪の選手村分村が四日開村したカーリング会場の北佐久郡軽井沢町で、カーリング発祥地スコットランドの民族楽器バグパイプの演奏パレードが繰り出し、歓迎ムードを盛り上げた。

 東京五輪(一九六四年)総合馬術競技会場の同町が三十四年ぶりに迎える五輪。中軽井沢駅前では二百人余の町民らがパレードを出迎え、氷で作ったたるの鏡開きをして五輪の成功を祈った。

 パレードは、分村(軽井沢スケートセンターホテル)の開村式が終わった正午すぎに町役場を出発。スコットランドの民族衣装を着けた外国人四人がバグパイプと太鼓を演奏し、軽井沢中の生徒が、自分たちで作った各国の応援旗九枚を掲げて続いた。隊列のしんがりには、東京五輪にちなんでサラブレッド四頭の騎馬隊も加わった。

 四日に分村に入ったのは米国、カナダ、ドイツをはじめ六カ国の七十四人。日本選手団も夕方、新幹線で軽井沢入りし、分村に直行した。長野冬季五輪組織委員会(NAOC)によると、選手の多くは外出せずに村内でゆっくりすごしたという。残る三カ国が入る五日に入村式を行う。

 同町の国際ユースキャンプ村(日大軽井沢研修所)もこの日が入村のピーク。国外からの参加者が正午ころから続々と到着した。前日に入村した日本の若者たちは「ようこそ日本へ」と手書きした紙の横断幕を入り口に掲げ、出迎えの輪をつくって新顔のキャンパーを歓迎した。

(1998年2月5日 信濃毎日新聞掲載)