メダル量産宣言 ドーンら急成長のカナダチーム



 長野冬季五輪のスピードスケートで活躍が期待されるカナダ・チームが四日、長野市のメーンプレスセンターで会見し、スラップスケート導入で急成長した短距離男子のジェレミー・ウォザースプーン、同女子のカトリオナ・ルメイ・ドーンの金メダル候補らがメダル量産を宣言した。

 千メートル世界記録保持者のウォザースプーンは今季はワールドカップ(W杯)の五百メートルで4勝、千メートルで3勝。ヤン・ボス(オランダ)と並び日本の清水宏保(三協精機)、堀井学(王子製紙)にとって脅威となる存在で、「清水と堀井は目標だったが、今はライバルになった」と豪語。「ミスなく滑ればメダルは取れる」と自信に満ちていた。

 三大会連続五輪出場となるルメイ・ドーンは「スラップスケートを履いてから体重移動がうまくなった。わたしはパワースケーターからテクニシャンに変わった」と言う。

 W杯の短距離2種目で今季計7勝。五百メートルでは世界記録を連発し、一月の世界スプリント選手権では総合初優勝と金メダルに最も近い選手。「プレッシャーはない。力強くという言葉を繰り返しながら滑るだけ」と気負いはなかった。

 カナダはスラップスケートに早くから対応。カルガリーの高速リンクを使っての夏場の滑り込みを経て、飛躍的にレベルアップした。デリック・オーク・コーチは「史上最強のチームができあがった」とうなずいた。

(1998年2月5日 信濃毎日新聞掲載・共同)