スピード女子五百1回目 岡崎日本新3位、島崎4位



岡崎朋美


島崎京子

(長野市・エムウェーブ)
16:30 スタート

 女子五百メートルの1回目を行い、岡崎(富士急)は38秒55の日本新で3位、島崎(三協精機)も従来の日本記録を上回る38秒75で4位の好位置につけた。世界記録保持者のルメイ・ドーン(カナダ)が38秒39の五輪新でトップ、2位には38秒42のオーク(カナダ)がつけている。

 インスタートの岡崎は最初の100メートルを10秒51と好ダッシュ、終盤も力強い滑りで自分が持つ日本記録を0秒37更新した。

 三宮(富士急)は39秒25の12位、楠瀬(佐田建設)は39秒56で14位。2回目は十四日に行われる。


【女子】▽五百メートル1回目

(1)カトリオナ・ルメイ・ドーン(カナダ)38秒39=五輪新

(2)オーク(カナダ)   38秒42

(3)岡崎朋美(富士急)  38秒55=日本新

(4)島崎京子(三協精機) 38秒75

(5)シェンク(ドイツ)  38秒88

(6)ウィッティ(米国)  39秒09

(7)ズロワ(ロシア)   39秒11

(7)ガルブレヒト(ドイツ)39秒11

(12)三宮恵利子(富士急) 39秒25

(14)楠瀬志保(佐田建設) 39秒56

 【評】カナダの二人を岡崎と島崎が2回目で追うことになった。ルメイ・ドーン、オークは長い脚を生かした力強いキックで氷を押し、100メートルが速い。ルメイは10秒42、オークは最も速い10秒36。カーブが安定しているルメイはバックストレートからの加速が良く、後半の伸びでオークを上回った。

 岡崎も後半の伸びは素晴らしい。100メートルを10秒51で通過した後、カーブでピッチを上げ、直線では重心をしっかり乗せた。トップと0秒16差の好位置についた。

 島崎は100メートルで岡崎を上回る10秒49。カーブもきれいに回ったが、最後の直線でひざが伸びて上体が浮いたのが気になった。三宮はスタートでばたついたが、中盤からしっかり滑らせた。楠瀬は持ち味の後半の伸びが見られなかった。

   ◇

12位の三宮、笑顔絶えず

 〇…女子千メートルの日本記録保持者、三宮が大きな滑りで39秒25。五百メートル1回目で12位につけ「緊張していたので、相手がフライングしてくれてよかった。自己ベストに近い記録だったので満足しています」と話した。

 スラップスケートの導入に悩んで出遅れた日本の一線級をしり目に、今季一気に記録を伸ばして五輪代表の座を手にした。「とにかく(長野五輪の)スタートラインに立ててよかった。応援もちゃんと聞こえてましたよ」と最後まで笑顔が絶えなかった。

   ◇

いい感じ…14位の楠瀬

 〇…女子五百メートルで日本選手の中では最下位の14位だった楠瀬だが、「速いとはいえないが、自己タイムに近い記録。今季一番いい感じで滑ることができた」とさばさばしていた。

 日本スピード陣の女子では最年長の二十八歳。十四日の2回目のレースに向け「100メートルと400メートルのラップをそれぞれ0秒1ずつ短縮したい」と話した。(共同)

(1998年2月13日 掲載)