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複合4人に声援後押し スタンド熱気、林にこだま


 激しい雨中決戦となった十四日の個人戦を思い出させるような小雨の中、北安曇郡白馬村のクロスカントリー会場で二十日午後一時、ノルディック複合の後半・距離がスタートした。「逆転でメダルを」「勇気づけられる」。早朝から待ち続けた下高井郡野沢温泉村や群馬県草津町の大応援団が祈るように話す。日本チームの一番手は荻原次晴選手。トップのフィンランドとは二十一秒差の五番目にスタート。「走ってー」「プァー」。県内四選手による逆転のドラマを期待する大声援が林にこだました。

 午前十一時すぎ、荻原兄弟は車で会場に現れた。小雨の中、競技場のチームキャビンへ。「最初、トップで帰ってきます。そのくらいの意気込みでいきますよ」。次晴が元気に答える。健司は何も話さないが笑顔だ。今日はやるぞ―という気合を感じる。

 三分後。森敏、富井彦両選手も登場。「よく眠れましたか」の問いに、「はい」と富井。二人とも気力十分の様子で、逆転のメダルに期待がかかる。

 野沢温泉村の応援団は先発隊二十人に続き、午前十時すぎに本隊約二百人がバス六台で次々とやってきた。チケットのない人も多く、コースの無料ゾーンへと向かう。

 富井の父親盛雄さん(62)と母親孝子さん(55)は一緒に到着。盛雄さんが「死ぬ気で走ってほしい。全力を尽くして結果を待つしかない」と言うと、孝子さんは「二人で応援に来たのは初めて。ぜひ順位を上げてほしい」と祈るよう。

 森の父親行成さん(55)は「みんなに支えられて今日の舞台に立てた。一世一代の恩返しのレースになるだろう」とかみしめるように話した。久保田哲夫村長も現れ、「村から選手が出たのはすばらしいこと。精いっぱい頑張ってほしい」。

 草津町からは、先発隊八人が午前七時すぎに会場に到着。メーンスタンドと林間へ場所取りに向かった。急きょ応援に駆けつけた荻原兄弟と中学時代の同級生、島村進さん(28)は「兄弟でメダル奪取を期待している。一番きつい上り坂で応援します」。母親の節子さん(58)も「順位とかよりも思いっきり走ってほしい」と熱い視線を送る。

 父親の利彦さん(62)は二人を間近で応援しようと、分かれて、メーン会場に近い林間の上り坂わきへ。「今日は一人5キロなので死ぬ気でやれば結果が伴うだろう。ぜひメダルを取ってほしい」

 北野建設の応援団も百二十人がメーンスタンドに陣取った。応援団長の糸田健一さん(32)は「健司も次晴も白馬のコースを知り尽くしているので大丈夫。苦しみながらも頑張っている姿は社員の励みになる」と元気いっぱい。

 レースはベタ雪にスキーを取られる選手が目立つなか、一番手の次晴が二選手を抜いて3位で森につなぐ期待通りの争いに。「みんな気持ちを爆発させて応援します」と話していた応援団も、完全燃焼で声援を送った。



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