「最善は尽くした」 銀のクワン、雪辱誓う



 リピンスキーに逆転され、つかみかけていた金メダルを逃したクワンは「きょうは一つひとつのジャンプやターンを正確にやろうと思った。目いっぱいの演技ができました」と、演技そのものには納得した表情を見せた。

 ジャッジ全員が演技点で5・9をつけるなど、この日も完ぺきに近い内容で観客を魅了した。3回転ジャンプも連発。「ところどころ問題はあったが、すべてのジャンプも無事に着氷できたし、最高の演技ができたと思う」。しかし、ライバルの演技がさらにその上をいった。

 注目された長野での女王対決は、クワンには、ショッキングな敗戦という形で幕を閉じた。金メダルを取れなかった感想を聞かれたクワンは「偉大なスケーターが集まっている中で、最善を尽くして努力した結果。二〇〇二年(ソルトレークシティー五輪)にはもっと力強くなって戻ってきます」と雪辱を誓っていた。

(1998年2月21日 信濃毎日新聞掲載・共同)