片付けも忘れるくらいに興奮 ボブスレー竹脇チーム


 大雨でコースは水が流れる状態。氷温も高く、滑走を重ねるごとに荒れて最悪のコンディションだった。強豪チームも横滑りによる失敗を重ねる中、15番滑走だった日本Aの竹脇チームが1回戦で14位につけ、まずまずの滑り出しだった。

 スタートから五十メートルまでのスプリントタイムで4秒97とベスト記録。竹脇は、前半のドライビングは流れが良かったが、7カーブで小さなミス。後半は安定感を崩し、12カーブ出口付近で壁にぶつけた。「12(カーブ)は公式練習からつかみきれていない」と悔やんだが、上位に食い込むための最低条件の15位以内を確保し、表情は明るかった。

 初めて5秒を切ったブレーカー陣も気持ちが乗っており、「ゴール後、そりを片付けることを忘れていたくらいあいつらは興奮していたようだ」と井村雄介コーチ。大堀は「いい感じで緊張できている。スタートも徐々にかみ合ってきているし、4秒95は出るはず」と話した。

 2回戦は天候不良で中止になった。2番スタートで滑走順は有利だっただけに惜しい。武田雄爾監督は「こんなこと(三回戦勝負)は初めて。2チームとも一つでも上にいきたい」と二十一日の二回の滑走に期待していた。

(1998年2月21日 信濃毎日新聞掲載)