長野五輪ニュース・信濃毎日新聞
2月7日(金)
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五輪遺産=ボランティア 感動は今も 「助け合い」自然に


 「五輪で、長野の街はボランティアの流れが幅広くなり、加速した。それが一番の財産」。長野五輪で外国人らの運転ボランティアを務めた北沢幸正さん(67)=長野市西尾張部。五輪後も、障害者の移送サービスや、趣味のカメラを生かした活動でボランティアを広げている。

 北沢さんは五輪時、中部電力に勤務。仕事柄、災害復旧などに携わってきて「助け合いやバックアップは、当たり前のことだ」と参加した。午前中は会社に勤め、午後ボランティアへ。有給休暇をほぼ使い果たした。

 運転ボランティアでは、車に乗った人とピンバッジや折り紙を交換した。会場内では有名人のすぐ横で記念撮影。ある国のアイスホッケーチーム役員をアクアウイングまで迎えに行くと、試合に敗れ涙を流して反省会をしていた―。思わぬ素顔や何気ない会話が心に残った。

 北沢さんはパラリンピックでも運転ボランティアを務め、退職した今は車いす用の自家用車で障害者の移送ボランティアをしながら、IT講習の講師や写真撮影、山林の手入れのボランティアにも参加。「五輪の延長線上で、人とのふれあいを楽しんでいる」

 長野五輪ボランティアは全国から総勢三万二千五百人余集まった。今も年に一度、運転ボランティアの「同窓会」には全国から職業も年代もさまざまな仲間が集まり、当時の思い出や、今のボランティア話で盛り上がる。

 当時、市町村や企業などから派遣で参加し、その後ボランティアから足が遠のいている人も少なくない。「五輪を境に、ボランティアをする人も受ける人も、お互い遠慮なく自然にできるようになった」と北沢さん。「とにかく現場に出て行って、当たってみることから始まる」と、気負いのない笑顔で語った。



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