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霧立ち上る戸隠の谷間

  「そば」を通じ国際化進める  (1997. 7.17)

墨絵のような世界

谷間から沸き上がる霧は、景色をさまざまに変え、幻想的な世界をつくる。戸隠村では五輪開催期間中、多くの外国人に戸隠そばを味わってもらい、世界に広めたいという


 裾花川から支流の谷へ、霧がはうように上がってきた。長野五輪フリースタイルスキー会場の長野市飯綱高原から上水内郡戸隠村にかけて連なる山を覆い、墨絵のような世界をつくる。

 戸隠村は梅雨時、霧に包まれる日が多い。特産のそばはこの霧と昼夜の温度差、冷涼な気候の中で育つ。独特の香りや風味はそば通に「霧下そば」と呼ばれている。

 村は全国に知られるそばを格好のPR材料にしている。花をデザイン化して村章にし、村花にも指定。そば食いコンクールを毎年恒例のイベントとし、九〇(平成二)年にはそば博物館「とんくるりん」もオープンさせた。

 博物館を会場に九二年には「世界そばサミット」を開き、昨年はネパールから研修生を受け入れた。県内在住の外国人を対象に講習会も開くなど、そばを通しての国際化を積極的に進めている。

 半面、村のそば栽培面積は減っている。「昔は米も取れず農家は麻の後作にそばを栽培していたが、値が安くなって葉タバコに切り替わった」と博物館長の西超策さん(69)。全盛時の約二割、四十ヘクタールほどという。

 博物館をそばの歴史や文化を後世に伝える場にしようと、西さんは、そば打ち体験教室の先生も兼ね、園児たちが訪れると楽しそうにそばを打つ。「おいしい」と言われるのが何よりもうれしい。戸隠のそば粉を持って全国行脚もしている。


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