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白馬「山の郵便屋さん」

  頂上から届ける「人の心」  (1997. 8. 7)

大雪渓を歩いて

もやの流れる白馬岳大雪渓。涼風とお花畑に登山者の心も和む。雄大な自然が太田さんの仕事場だ(白い帽子が太田さん)


 夏山最盛期の北アルプス白馬岳(二、九三二メートル)。連日登山者でにぎわい、大雪渓の上を登山者の列が延々と続く。

 その人の列を追い越しながら、軽い足取りで登ってきたのは北安曇郡白馬村の太田健三さん(58)。山仲間から「山の郵便屋さん」と親しまれている。

 白馬岳のりょう線にある村営頂上宿舎に「白馬山頂簡易郵便局」が開設されたのは一九五九(昭和三十四)年七月一日という。当初は郵便局員が交代で業務を担当していたが、六七年から太田さんが引き継いだ。

 今も白馬村振興公社から郵便業務を委託され、夏山シーズンの七、八月になると毎日、ふもとから頂上宿舎まで往復。時には千通を超える郵便物を運ぶ。

 「よほどの悪天候でない限り必ず登ってきます」と頂上宿舎の木谷功七郎支配人。若い従業員からも「おやじのようです」と慕われ、白馬岳のことなら何でも知っている。信頼も厚い。

 「三十年前は若者が多かったが、最近は私と同年代の登山者が目立つ。山を歩いていると同級会のような気分。楽しいよ」と太田さん。

 静岡県から登山に来た女性(23)が、「どこを見ても涙が出るほど美しい。こんど二人で登りませんか」と書いた絵はがきを太田さんに託した。「大切な人の心を届けるのが私の役目です」


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