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野沢温泉の特産ナメコ

  ブナ林の恵み豊か 秋の味覚  (1997.11. 7)

風倒木に鈴なり

大きな風倒木に生えたナメコやムキタケに秋の日がそそぐ。そのみずみずしさに魅了される(下高井郡木島平村)


 長野冬季五輪バイアスロン会場のある下高井郡野沢温泉村毛無山から同郡木島平村カヤの平にかけて、広大なブナ林が広がる。林の沢筋には何本もの風倒木が横たわり、ナメコなどのキノコがにょきにょき顔を出す。

 ブナ林は、豊かな恵みの森として多様な動植物をはぐくんでいる。「ブナ帯文化」という言葉があるように、地元では昔からブナとのかかわりを大切にしてきた。

 「ブナ林を歩くといつも心が弾み、キノコを見つけたときは感激だよ」と野沢温泉村で民宿を営む鈴木忠さん(66)。ナメコ採り歴五十四年で村では「名人」と言われている鈴木さんと一緒に十月中旬に山に入った。

 急斜面に群生するネマガリダケをかき分けて進むこと一時間、木島平村の通称「迷子の沢」に着いた。「あったあった」と鈴木さんの声が響く。根元の直径が一メートルを超える大きなブナの風倒木にナメコが鈴なりだ。思わず息をのむ。

 ナメコは、四年ほど風雨にさらされた倒木に生え始める。それから約五年間にわたって秋の味覚を提供し、倒木が朽ちるとともに姿を見せなくなる。

 昭和三十年代には背負いきれないほどの収穫があった、というナメコ。今は野沢温泉村の特産品として原木ナメコの生産に力を入れ、「野沢温泉きのこ農事生産組合」を中心に年間十トンを栽培する。スキーシーズンには野沢菜と一緒にホテルや旅館の食卓を飾る。


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