2019年10月31日

東御の田中橋復旧年明け以降 上田の内村橋はめど立たず

 台風19号による千曲川の増水で陥没した県管理の田中橋(東御市)の復旧が年明け以降となる見通しであることが30日、県上田建設事務所(上田市)への取材で分かった。同事務所は「本格的な復旧までの期間を短縮したい」として仮復旧は省略して工事を急ぐ方針。路面の沈み込みが見つかり、通行止めになった県管理の内村橋(上田市)は調査が済んでおらず、復旧のめどは立っていない。
 ともに地域の主要幹線。田中橋は上田市丸子地域方面と東御市方面を結ぶ丸子東部インター線、内村橋は丸子中心部と鹿教湯温泉方面を結ぶ県道荻窪丸子線にある。利用者は別の道路へ迂回(うかい)し、迂回先が渋滞するといった影響が出ている。
 同建設事務所整備課によると、田中橋は増水でえぐられた右岸橋台の周辺にコンクリートブロックで護岸を設ける作業に既に着手。護岸完成後に陥没部分を埋め、表面を舗装して本格復旧する。陥没は橋手前の道路部分で、橋そのものは「問題なく使える」(同課)という。工事が大規模で年内復旧は難しい。
 内村橋は橋脚たもとの調査が終わらず橋への影響が把握できていない。内村橋に近い直売所「あさつゆ」の女性スタッフは「生産者の搬入や常連客の来店にも影響している。早期復旧を期待したい」と話していた。

橋の取り付け部分が陥没して通行止めになっている田中橋=30日午後2時37分、東御市田中
25日から通行止めになった内村橋。丸子地域の中心部と鹿教湯方面を結ぶ