2019年11月23日

崩落鉄橋 再利用へ調査 上田電鉄

 交通事業者や行政機関などでつくる上田市公共交通活性化協議会は22日、市役所で開いた。上田電鉄(上田市)の北村健太郎常務は台風19号で一部が崩落した別所線鉄橋について「(落下部分を)再利用できないか、健全性について調査や検討を進めていく」と述べ、上田―別所温泉間の早期復旧に向けて、修復可能な部分は再利用する考えを示した。
 全長224メートルの鉄橋は、千曲川左岸側44メートル部分が増水で落下。北村常務は落下部分を含む鉄橋やその周辺について「現在測量や地質調査を進めている」と説明。落下部分は健全性判断に向け解体して現場から搬出する計画とした。その上で「調査を踏まえ、復旧に向け全社一丸で取り組む」と述べた。
 15日に約1カ月ぶりに上田―田中間の不通が解消したしなの鉄道(上田市)の担当者は、北陸新幹線とも連携した代替輸送について関係機関に感謝。「非常事態が当社に与えた影響を払拭(ふっしょく)し、沿線の期待に沿えるよう取り組む」とした。
 千曲バス(佐久市)は、上田市の上田駅と半過地区を結ぶ「県道川西線」や幹線の「鹿教湯線」の2系統など、同市で運行する路線バス6路線の廃止や休止計画を発表。同社の白鳥明営業部長は運転手不足が主な理由とし、「少ない運転手で運行しているため長時間労働や過労につながっている。安全を守るため」と理解を求め、了承された。

上田電鉄やしなの鉄道の担当者が、台風19号の対応などを報告した上田市公共交通活性化協議会