2019年11月23日

依田窪南部中のサッカーボール 佐渡島で見つかる

 組合立依田窪南部中学校(上田市下武石)の名前が入ったサッカーボールが新潟県・佐渡島の海岸で見つかり、拾った男性が同校に送り届けた。同校は、武石川の河原に落ちたボールが台風19号の増水で流され、依田川、千曲川を経由して日本海に出たとみている。原沢利明校長は「台風で不自由な思いをした生徒がおり、失ったものはあるが、新しい絆も生まれた」と喜んでいる。
 ボールは11月上旬、新潟県佐渡市の逸見登さん(70)が見つけた。現在は同校入り口に、逸見さんの手紙や佐渡島の地図と一緒に飾られている。手紙には、逸見さんが島崎藤村の詩「椰子(やし)の実」を思い起こし、「信州出身の藤村の取り持つご縁かと嬉(うれ)しく感じている」と書いてある。
 原沢校長によると、ボールはサッカー部のもので、練習中に河原に飛んでしまったボールとみている。サッカー部員15人はお礼の手紙を書いた。「ボールを拾っていただきありがとう」「佐渡島にボールを届けないよう管理をしっかりしたい」などと記した。ダッタンソバなど地域の特産品と一緒に近く逸見さんに送る予定だ。

佐渡島に流れ着き、戻ってきたサッカーボールを持つ原沢校長