2019年11月23日

県内台風被害2464億円に

 県は22日、台風19号による県内の被害総額が21日時点の把握分で2464億6100万円に達したと明らかにした。7日時点の前回まとめより146億1100万円増加。調査が進んだ農業関係が357億300万円増の588億7200万円に膨らみ、全体を押し上げた。
 農業関係はリンゴ畑や水田への土砂流入、取水施設「頭首工」が流されるなどの農地や施設被害が328億2100万円増の542億2600万円。果樹農地の土砂調査が完了し、5センチ以上の堆積は長野市や上高井郡小布施町など北信6市町で計810ヘクタールとなった。農作物や樹体、生産施設の被害は28億7200万円増の計44億8600万円。
 新たに一般ごみ処理施設6カ所の被害額が計7800万円と判明。歩道ののり面が崩れるなどした自然公園の被害は計4200万円に上った。
 一方、河川や道路などの公共土木施設と下水道などの都市施設は復旧費の精査が進み、それぞれ92億8千万円と140億8300万円の減。浸水被害で一時休止した県の下水道終末処理場「クリーンピア千曲」(長野市)は、点検により一部施設の被害が比較的軽いことが分かった。
 県災害対策本部によると被害額は調査中で、産業関係などがさらに膨らむ見込み。