2019年11月23日

しなの鉄道の観光列車「ろくもん」 定期運行を再開

 台風19号の影響で運休が続いていたしなの鉄道(上田市)の観光列車「ろくもん」が22日、定期運行を再開した。10月12日に運行して以来、41日ぶり。軽井沢―長野間の1往復2便に県外などから39人が乗った。気品ある内装や料理、車窓の風景でもてなす、しなの鉄道の「顔」の復活を喜んだ。
 午前11時40分すぎ、上田駅ホームに長野行き「ろくもん1号」が到着し、乗客が降り立った。駅員らは、地元ゆかりの戦国武将真田氏の家紋「六文銭」入りの陣羽織を身に着けての記念撮影を勧めた。これに応じた奈良県の自営業金田昌浩さん(47)は妻亜矢子さん(39)とともに新婚旅行中。「台風被害の大きさを聞き再開するか心配だった。車内のおもてなしや心配りに感激した」と涙を拭った。
 東御市の田中駅では、近くの田中小学校6年生30人がホームで出迎え、合唱で歓迎。長野駅(長野市)では県のPRキャラクター「アルクマ」などが待ち受け、被災地への義援金も呼び掛けた。春日良太社長は「観光需要が戻るよう、ろくもんとともに役割を果たしていく」と述べた。

運行を再開した観光列車「ろくもん」。停車中には乗客が記念撮影していた=22日午前11時44分、上田駅