2019年12月27日

「あの赤い鉄橋に再び電車の走る姿が見たい」 長野大生、別所線車内に広告

 台風19号で鉄橋が一部崩落した上田市の上田電鉄別所線を応援する長野大(上田市)の鉄道研究同好会N鉄、デザインサークルなどの有志約30人でつくる「別所線かけはしプロジェクト」が26日、別所線への応援メッセージを載せた中づり広告を社員と一緒に車内に掲げた。「あの赤い鉄橋に再び電車の走る姿が見たい」「電車から見える風景は宝物」...。それぞれの思いが、学生があしらったデザインとともにつづられている。
 別所温泉を訪れたシンガー・ソングライター松任谷由実さんも「別所線応援してます」とのメッセージとサインを寄せた。ハートが描かれた八木沢駅のベンチを背景に、松任谷さんの曲「ルージュの伝言」を想起させる口紅や空を入れ、広告にした。
 掲載料を払ってメッセージを寄せる賛同者を募り、78人が応募。この日までに32人分を載せた広告を作った。掲げた車両は26日から運行した。
 プロジェクトは広告掲載料と集めた募金の計24万3900円を同社に贈った。代表で環境ツーリズム学部1年の植田晃弘さん(20)は「多くの人に支えられていると実感した。復旧するまで継続して支援していきたい」と話した。

電車内に松任谷由実さんらの応援メッセージを載せた広告を掲げる長野大生たち=26日午後3時1分、上田市の上田電鉄下之郷駅