2019年12月28日

長野市長沼地区の赤沼公園 災害ごみ搬出完了

 長野市災害対策本部は27日、年内最後の本部会議を市役所で開いた。千曲川堤防決壊現場に近い長沼地区の赤沼公園に設けられた災害ごみの仮置き場について、同日に搬出が完了したと報告。住宅地に近い「生活圏」からの搬出は一段落した。ただ今後は、市が所有者に代わり被災家屋を解体・撤去する「公費解体」に関連する排出が本格化する見通しで、災害ごみへの対応は年明け以降も当面続く。
 政府が被災者の生活再建に向けて11月に決めた対策パッケージは、災害ごみについて「年内をめどに生活圏内からの撤去を目指す」としていた。市廃棄物対策課によると、赤沼公園では市内業者や広域連携に基づき三重県内の業者が運び出しを続け、27日午前に作業が終わった。一方、公費解体などに向けて長沼地区での仮置き場の新設を調整中という。
 市内では他に、アクアパル千曲と豊野東山第1運動場で受け入れを継続中で、31日〜来年1月3日は休止する。休止中の篠ノ井運動場と青垣公園運動広場は、富山県内の業者による運び出しが続く。
 本部会議で加藤久雄市長は、今後の教訓とするために「(これまでの対応を)時系列で記録に残してほしい」と求め、「年末年始を迎えるが、被災者の気持ちを考えた対応をしてほしい」と述べた。

災害ごみの搬出が完了した赤沼公園=27日、長野市