2020年3月15日

「あさま」ダイヤ全面復旧

 北陸新幹線(長野経由)は14日、ダイヤ改正に合わせて長野―東京間の「あさま」の定期運行本数が、昨年10月の台風19号災害前と同じ1日上下各17本に戻った。この日は長野―金沢間が延伸開業して5年の節目。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で県内の記念イベントはなく、長野駅でも車内は空席が目立ち、乗降客も少なめだった。
 長野新幹線車両センター(長野市赤沼)は台風による浸水被害で機能が失われ、全編成の3分の1に当たる10編成120両が使用不能に。この影響で、あさまは昨年12月下旬以降も上下1本ずつ少ない運行が続いていた。
 都内の主婦竹内葵さん(32)は、感染対策で娘(4)が通う幼稚園が休園し、中野市内の実家に約2週間帰省していた。新幹線で都内に戻るため長野駅を利用し「ダイヤの全面復旧は早かったと思う。新幹線車両センターは、再び浸水しないよう対策を取ってほしい」と願った。
 県内出張を終えた京都市の会社員藤田優一さん(36)は、金沢経由で帰路に。県内との行き来は、接続の都合を見ながら金沢経由と名古屋経由を使い分けるといい、「北陸新幹線と(金沢と関西方面を結ぶ)特急サンダーバードのアクセスがもっと良くなってほしい」と注文した。

金沢発の北陸新幹線「かがやき」で長野駅に降り立った外国人たち=14日午前10時53分、長野市