2020年4月30日

長野市穂保の「アグリながぬま」再開

 昨年10月の台風19号で浸水被害を受けた長野市穂保の農産物直売所「アグリながぬま」が29日、リニューアルオープンした。朝採れのレタスや山菜の他、沖縄など他県の産品もずらり。現地での営業再開を心待ちにしていた地元の生産者や買い物客が訪れた。
 アグリながぬまは出荷会員約500人で、ながの農協(本所・長野市)が運営する直売所で最大規模。災害で高さ約1・3メートルまで浸水し、近くの仮設店舗で営業しつつ復旧工事を進めてきた。売り場面積を従来の1・2倍の686・3平方メートルに拡張し、電気設備は約2メートルかさ上げした。
 新型コロナウイルス対策のため入店者数を一時制限したが、店内は来店客で活気に満ちた。市内の小学5年生佐藤暖士(はると)君(10)は「おいしそう」とイチゴを籠に。同市赤沼の果樹農家長谷川加奈さん(38)はセリを持ち込み「顔なじみも多いこの直売所が好きで、再開が楽しみだった」と笑顔を浮かべた。
 生産者でつくる長沼農産物直売所利用組合長の小林澄夫さんは「多くの方の支えがあった。生産者全体で力を合わせ、なお一層安全安心に、より多くの品目を取りそろえたい」と力を込めた。営業時間は午前9時〜午後6時。

「アグリながぬま」を訪れた買い物客たち=29日午前9時11分、長野市穂保