2020年5月 1日

長野市長沼の被災地にこいのぼり

 長野市長沼地区で30日、昨年10月の台風19号災害で被災したリンゴ農家や、四つの区の公会堂などにこいのぼりが掲げられた。こいのぼりの部品が浸水で流失したとの農家の相談に、市内の販売業者が対応。これをきっかけに業者が各区にこいのぼりを贈り、この日一斉に飾り付けられた。
 こいのぼりを掲げたリンゴ農家は、同市穂保の塚田史郎さん(40)。昨春買ったばかりのこいのぼりの部品がなくなってしまい、購入した人形工房サンキュー長野本店(長野市)に相談した。塚田さんは「地域を元気づけたい」と各区へのこいのぼりの提供も頼み、店側も快諾した。
 太陽の光を浴びて輝き、力強く青空を泳いだこいのぼり。塚田さんは、市内からのボランティア4人と見上げ、「被災者はこれまで泥ばかり見て下を向いてきた。みんなに少しでも上を向いてもらえたらうれしい」と願った。

被災した塚田さん宅に掲げられたこいのぼり