2020年7月12日

地域の復興 短冊に託す 長野市津野

 昨年10月の台風19号で被災した長野市津野の津野公会堂で11日、地元住民らが七夕の飾り付けをした。12日で台風災害から9カ月。各地で豪雨災害が続き不安は尽きないが、参加した人たちは、地域を明るくしたい―との思いを色とりどりの短冊に込めて竹を彩った。
 女性有志でつくる「津野女子会」が、地元に改めて思いを寄せてほしいと企画。事前に近くの長沼保育園の園児らに作ってもらった織り姫やひこ星などの飾りを竹に付け、参加者が思いを託した短冊もつるした。
 台風で自宅が全壊し仮設住宅で暮らす同市長沼小3年の小川玲奈さん(8)は母親らと参加。年内に新居が完成予定といい「はやくあたらしい家ができてほしいです」と短冊に書き、「大変なこともあったけど、新しい家に友達を呼んでお泊まり会をすることが楽しみ」と笑顔で話した。飾り付けた竹は公会堂入り口に置いたほか、希望する家庭にも配った。
 津野女子会発起人の渡辺美佐さん(52)は「家に七夕飾りがあるだけでも地域は明るくなる。地元の将来に思いをはせる機会になればいい」と話した。この日は近くの〓(玄の右に少)笑(みょうしょう)寺でも七夕祭りがあり、住民が境内に用意された竹に短冊をつるした。

復興への願いなどを託した短冊を飾り付ける人たち=11日、長野市の津野公会堂