2020年9月 2日

大雨時 高台目指せ 「防災の日」岡谷で避難訓練

 「防災の日」の1日、岡谷市内の高齢者施設が大雨災害に備え、入居者を高台にある別施設へ避難させる訓練をした。昨年の台風19号災害や、今年7月の九州豪雨で熊本県球磨村の特別養護老人ホームが浸水し犠牲者が出たことなどを受け、職員の連携確認や意識向上に初めて企画した。
 社会福祉法人平成会(塩尻市)が岡谷市内で運営する「松風」「さわらび」の2特養施設など計4施設の職員ら計50人が参加。大雨によって岡谷市から「避難準備・高齢者等避難開始」が発令された想定の下、県の土砂災害警戒区域にある施設から、区域外の別施設に利用者を避難させる訓練をした。
 訓練では、利用者役の職員が座った車椅子を次々と到着する車両に乗せて避難。誘導役の職員は「大丈夫ですよ。安心してください」と声を掛け、移動先では検温や血圧などの体調確認を行った。
 同じ建物の上の階へ逃げる垂直避難の訓練も行った。
 訓練の本部長を務めた早出徳一・さわらび施設長は「有事の際、利用者の命を守る意識を職員一人一人強くしていきたい」と話した。

施設利用者役の職員が座った車椅子をリフト付きの車に乗せて移動した訓練=1日、岡谷市