2020年9月 9日

災害関連死 長野の80代女性2人認定 県内10人に

 長野市は8日、昨年10月の台風19号災害で被災後に死亡した市内の80代女性2人について「災害関連死」に認定したと発表した。県によると、台風19号による県内の災害関連死はこれで長野市8人、飯山市、上高井郡小布施町各1人と計10人となった。
 長野市は医師や弁護士ら5人でつくる災害弔慰金等支給審査会を3日に開き、申請があった3件を審査。1人は被災後に訪問介護・看護が受けられない時期があった他、親類宅や仮設住宅への移転などで体力が低下して死亡したと認定。もう1人は施設入所中に被災し、持病の薬が服用できない期間があり、施設を移ったことによる体力の低下も影響したと認めた。
 一方、市は残り1件について、初めて不認定とした。死因となった病気やけがなどと災害との因果関係が認められないと判断したという。
 市福祉政策課によると、他に4件の相談が遺族から寄せられており、今後審査会を開く。同課は「プライバシーになるべく配慮しつつ、災害関連死の未然防止の観点で、遺族の了解を得ながら公表していきたい」としている。