2020年9月20日

復興へ感謝の獅子舞 長野でフェス

 長野市内外の獅子舞保存団体が集う市主催の「ながの獅子舞フェスティバル」が19日、中心市街地で開かれた。新型コロナウイルスの影響で各地で秋祭りが中止になる中、昨年10月の台風19号災害で多くの住宅が全壊した赤沼の北組保存会など24団体が軽快なお囃子(はやし)を街なかに響かせた。
 同保存会には自宅改修が終わっていない会員もいるが、「お世話になった方々に元気な姿を見せたい」と出演。刀を手にした獅子が動き回る舞に、大勢が拍手を送った。最前列で子どもたちと見た市内の桑原みどりさんは「復興への思いを感じさせる力強い演技だった」。赤沼などでボランティア活動をしているという伊那市の鈴木孝之さん(35)は「被災しても住民が守ろうとする伝統の素晴らしさを感じた」と話していた。
 笛を吹いた会員の池田修一さん(64)は「精いっぱい、感謝の気持ちを表現できた」と晴れやかな表情で語った。

獅子舞を披露する赤沼北組保存会。大勢が見守った=19日午後1時44分、長野市中央通り