2020年11月 3日

小布施町、70代男性の災害関連死認定

 上高井郡小布施町は2日、昨年10月の台風19号で被災後に亡くなった町内の70代男性について、災害関連死と認定したと明らかにした。避難先などでの生活で「肉体的、精神的な疲労」を抱え、12月に肺炎を発症していたという。町による認定は2人目。
 今年4月、遺族が町に災害関連死の認定を申請。医師や弁護士、大学教授ら5人でつくる弔慰金支給審査委員会が10月14日、災害による「環境の激変」があり、死亡との因果関係が認められると判断し、町が同15日に認定した。
 町は、関連死に認定すれば直接死と同様、遺族に弔慰金を支給するため「原則的に情報公開する義務がある」と説明。今回、遺族には町の基本姿勢を伝え、了承を得たという。一方、個人のプライバシー保護の観点から「非公開にする情報もある」とも主張。7月に認定した1人目は「遺族の強い意向」として年齢や性別などは公開しなかった。
 町は、災害関連死を巡る情報公開基準を設けていない。町健康福祉課は「どこまで公開していいのか、事例の積み重ねが不足しているため基準はつくれない」としている。
 県によると、台風19号災害による県内の死者は計16人となった。うち災害関連死は飯山市の1人、長野市の8人と合わせて計11人。

2020年11月Latest15