TOP2014年11月県北部39人負傷 震度6弱 白馬と小谷で家屋計37棟全壊
取り残された人がいないか、倒壊した建物を1軒ずつ回って確認する消防隊員=23日午前8時26分、白馬村神城

 県北部で22日深夜に最大震度6弱を記録した地震で、県災害対策本部や県警、県内の消防などは23日早朝から、被害の全容把握を進めた。県警が同日午前10時現在で把握している負傷者数は39人。骨盤骨折などの重傷者が7人、軽傷者が32人。県災害対策本部によると、北安曇郡白馬村で30棟、同郡小谷村で7棟の家屋が全壊した。両村内を中心に道路や鉄道が寸断。気象庁は余震への警戒を呼び掛けている。

 けが人の地域別の内訳は、白馬村23人、長野市10人、大町市2人、小谷村1人、松川村1人、上水内郡飯綱町1人、同郡小川村1人。

 白馬村、小谷村、小川村では同日朝までに400人以上が計13カ所の避難所に自主避難した。建物の壁が崩れる、物が倒れるといった被害は白馬村神城堀ノ内・三日市場などで発生しており、土砂崩れや路面の陥没などにより、国道148号、406号や複数の県道が通行止めとなっている。

 県警、警視庁、山梨県警のヘリコプター3機が上空から被害を確認中。地上では、県警や消防などが二百数十人が白馬村で、百数十人が北安曇郡小谷村でそれぞれ住民の安否確認を進めている。

 JR東日本長野支社によると、JR大糸線は白馬大池―千国間で線路に土砂が流入、簗場(やなば)―南神城で線路の地盤が液状化しているのがそれぞれ見つかり、同線は信濃大町―糸魚川間は始発から運転を見合わせている。

 中部電力によると、23日午前6時現在、大町市、白馬村で230戸が停電している。

 気象庁は23日、今回の地震について、マグニチュード(M)を6・8から6・7に修正した。揺れの大きかった地域に機動調査班を派遣した。震度1以上の余震は23日午前7時までに計45回に上った。

2014年11月23日掲載