信毎 Housing Station
初の自社展示場 長野・アロウズガーデンデザイン
2019年4月23日(火)

 庭やカーポートといった住宅周りの設計・施工を手掛けるアロウズガーデンデザイン(長野市)が今春、初の自社展示場を長野市川中島町にオープンした。県内では珍しいプール付きの庭をメインに、屋外用の家具や植栽を配置。庭を楽しむ暮らしを提案している。

 展示場は事務スペースを含めて約1千平方メートル。フランスから部材を取り寄せたプールは長さ7メートル、幅3メートル、深さ1・2メートルで、来場者が実際に体験できるようシャワールームもある。周りに屋外専用のソファやウッドデッキを並べ、ゴルフ愛好家向けにパット練習ができるグリーンも設けた。

 同社は2013年に村田勇社長(40)が創業。これまでは長野市内での店舗営業にとどまっていた。人口減少に伴い新設住宅着工戸数が伸び悩む中、庭との一体的なリフォームを考える需要が増えると予想。庭づくりの考え方や施工例を実際に体感できる大型展示場の開設を決断した。

 住宅性能の向上や生活様式の変化もあり、庭で余暇を楽しむ時間は減っているとみられる。「庭を眺めるだけでなく、庭で過ごす良さを発信したい」と村田社長。個人宅のほか、マンションや分譲住宅地での共同利用、企業の導入も促す。

 1件当たりの予算相場は200万円ほどで、庭のリフォームに1千万円前後を充てた顧客もいる。プールの設置には500万円程度が必要だが、水の循環装置が高機能のため、ランニングコストはそれほどかからないと説明している。

 2018年7月期の売上高は約1億7千万円。従業員は6人。展示場開設の効果で、20年7月期の売上高は2億円超を目指す。

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