信毎 Housing Station
高齢者向け市営住宅 伊那で20戸、初の整備
2020年8月28日(金)

 伊那市は市営住宅若宮団地に20戸が入る高齢者向け住宅を整備し、26日に現地で完成を祝う式典を開いた。木造平屋で、入居者同士が交流できるように洗濯機やキッチンがある共有スペースを設けた。高齢者向けの市営住宅は市では初めてで、共有スペースは地域住民との交流の場にもしたい考え。住民ら約40人が式典に参加し、見学した。

 ヒノキなど地域産材を構造材や内装に使用。共有スペースにまきストーブを置き、各戸にはペレットボイラーの暖房設備を設置した。延べ1171平方メートルで、単身向け(33・1平方メートル)が14戸、2人向け(39・7平方メートル)が6戸ある。10月1日に入居が始まる。総事業費は4億8700万円。

 若宮団地は1968(昭和43)~78年に220戸が建設されたが、老朽化のため市は建て替えや改修を進める考え。白鳥孝市長は式典で、東日本大震災で孤立した高齢者宅を目の当たりにし、集合住宅の必要性を感じたとし「地域が活性化する拠点になるといい」と話した。

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