信毎 Housing Station
上田の空き家、あなたが再生を 中心市街地で見学会
2021年8月25日(水)

 上田市の中心市街地で23日、空き家見学会が開かれた。市内の工務店で空き家の利活用を手掛ける宅地建物取引士の宮嶋絵美子さんが、飲食店やたばこ店だった建物3軒を案内。古い住宅をリノベーション(再生活用)して住みたいと考えている人や学生の計4人が参加した。

 昨年10月に始めた「空き家見学会@上田のまち」の6回目。同市大手にある銭湯の倉庫を改装した建物「26ビルヂング」の周辺を巡った。

 宮嶋さんは空き家になった経緯や持ち主の現状などを丁寧に説明した。10年以上前に廃業したという飲食店の建物内は、持ち主が出て行った日のまま、洋服や家財道具が残った状態。好立地で面積が広く、宮嶋さんは「飲食店として再び店を構えられたら、面している通りがにぎやかになる」と話した。

 空き家を活用して開いた古道具店も紹介。「シャッターの閉まっていた建物がお店になり、『この道、面白い』と思ってもらえれば、人通りが増える。まちなかの人の流れを変えることができる」と強調した。

 参加した一人で、空き家を地域活性化に役立てたいという長野大(上田市)2年岸田優奈さん(20)は「いい物件が素通りされていてもったいない。たくさんの人に知ってもらいたい」と話していた。

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