信毎 Housing Station
断熱住宅、健康への影響は サンプロ、近畿大と共同研究
2021年12月30日(木)

 住宅建築やリフォームのサンプロ(塩尻市)は、近畿大建築学部(大阪府東大阪市)と、高気密・高断熱の住宅が健康促進や医療費削減に与える効果を検証する共同研究を始めた。断熱リフォームによる光熱費の節約だけでなく、健康や家計面の住宅の付加価値を明確にすることで、受注拡大につなげる狙い。

 同社によると、同大では断熱リフォームをした県外の住宅約1500世帯を調査している。住宅の省エネ性能が高まるほど、手足の冷えやアレルギー性鼻炎などの症状が改善するとのデータが得られているという。

 同社は、断熱改修した施主の協力を得て、数十件の住宅の居室や床下の温度を継続的に測定している。今後、気密性や家計のデータなども同大に提供し、健康の改善や医療費の削減効果を試算する。同社広報の小松昭さんは「断熱リフォームが生活の質に貢献することを目に見えるデータで示したい。業界全体の技術力強化や発信にもつなげたい」と話している。

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