TOP2014年11月文化審議会答申 松本城の外堀復元予定地 対象範囲の94.6%史跡見通し
復元のため、建物の移転が進む松本城の南・西外堀

 文化審議会が21日、松本市の国宝松本城の外堀(南・西外堀)の一部(792・63平方メートル)を史跡に追加指定するよう答申し、市が進める外堀復元事業で対象範囲の94・6%が史跡となる見通しになった。

 市は「松本城を中心としたまちづくり」の一環で、埋め立てられた南・西外堀(9283・26平方メートル)を復元しようとしている。全範囲の史跡指定を目指し、松本城管理事務所の土屋彰司所長は「残りの権利者の理解を得たい」としている。

 史跡指定は、現状を変える行為には文化庁長官の許可が必要となり、遺構が保全される。市によると、残る分には、権利者が多い土地がある。

 南・西外堀は大正から昭和にかけて埋め立てられ、80棟が立ち並ぶ宅地となった。市は外堀の復元事業で、史跡指定を目指して2012年度に申請を始めた。本年度末までに3割の建物の移転が済む見込みという。

2014年11月22日掲載