TOP2015年07月松本城、点字で紹介 パンフレット点訳300部 視覚障害者福祉協会
松本城のパンフレット(右)を点訳した冊子

 松本市の松本視覚障害者福祉協会が、国宝松本城の築城技術や歴史的背景などを紹介する来場者向けパンフレットを点訳した冊子を作った。視覚障害があっても城の見学を楽しめるようにと、ボランティアの協力で製作。松本城管理事務所に50部を寄贈したほか、同市の県松本盲学校の生徒らにも配った。

 冊子はB5判よりやや大きめの点字専用用紙20ページで、300部作った。同協会の松井逸雄会長(76)=松本市浅間温泉=は松本城の中をこれまで5回見学したといい、「ほぼ原型のままの姿が良い。木の手触りや急な階段にも歴史を感じる」と評価。会員同士の旅行で各地の城を訪ねた際に点字での説明がなかったこともあり、今回の冊子製作を思い付いたという。

 松本城は身体障害者手帳所持者の入場が無料で、同管理事務所では券売所に冊子を置き、対象者に配る予定。大竹永明所長は「冊子を活用させてもらい、これを機に障害者に楽しんでもらえるサービスを考えたい」としている。

2015年7月 8日掲載