TOP2016年01月松本城に氷のさざ波 大寒の朝、氷点下10.6度
厳しい冷え込みで氷が張った松本城の堀=21日午前6時26分、松本市

 二十四節気の一つで、1年で最も寒さが厳しい日とされる「大寒」の21日朝、長野県松本市は最低気温が今季最低の氷点下10・6度と冷え込んだ。松本城公園の堀の一部には氷が張り、さざ波のような独特の模様が浮かび上がった。

 ひっそりと静まった公園では早朝から、朝日に輝く北アルプスと松本城を絡めた写真を撮る愛好家や、前日までの雪が残る足元を気にしながら通勤する人たちの姿が見られた。午前7時半近くになり、日の光が差し始めると、堀の氷は徐々に解けて、水温と気温の差で湯気が立ち上った。

 ほぼ毎朝、公園の周りを散歩するという同市大手3の上條寧(やすし)さん(84)は「最近は堀に氷が張るのは珍しいけれど、昔は凍った堀でみんなでスケートして遊んだ」と懐かしんでいた。

 21日朝の県内は晴れた所が多く、放射冷却で気温が下がった。最低気温は、野辺山が氷点下22・4度で全国最低。松本市今井が同15・5度、諏訪同10・6度、飯田同6・7度など県内の30観測地点のうち20地点で今季最低を観測した。このほか、長野同5・6度、軽井沢同8・9度などだった。

 長野地方気象台によると、22日は冬型の気圧配置が緩む見込み。県内は晴れか曇りで、中野飯山地域では雪の降る所があるという。

2016年1月21日掲載