TOP2018年07月松本城堀復元「断念ではない」  菅谷市長、事業方針見直しで

 松本市の菅谷昭市長は11日の記者会見で、国宝松本城周辺で進める南・西外堀復元事業について、堀を復元する当初方針を見直したことを巡り、「(復元を)断念したわけではない。将来に向け、最終的な目標としては外堀を復元するということ」と述べた。ただ、目標とする復元の具体的な時期は言及しなかった。市や市教委が10日、掘削せずに堀の範囲を示す「平面整備」に転換する方針を明らかにしていた。

 菅谷市長は会見で「現段階では、外堀復元という方向ではちょっと難しい状況」と述べた。平面整備の在り方は、「今後の活用方法をいろいろ検討しながら、議会、市民の意見も伺いながら進めたい」とした。

 市などは、事業用地で土壌汚染が確認され、復元のために掘削する場合、対策費用を土地所有者に請求する可能性もあり得るなどとして見直しを決めた。対策費用は概算で4億円以上の見込み。

 菅谷市長は10日の市議会議員協議会でも「復元は将来の課題として取り組んでいくことを強く望む」と述べていた。

2018年7月12日掲載