TOP2018年10月松本城 学ぶ世界遺産への道 ユネスコ諮問機関の下部組織委員を迎え
日本の城郭について松本市側と意見交換するイコフォートの委員ら

 松本城の世界遺産登録を目指す松本市は30日、世界各地の城郭の価値付けや保存活用について活動している国際組織「イコフォート」の委員をまつもと市民芸術館に迎え、松本城を含む「近世城郭の天守群」登録に向けて意見を聞いた。「城下町を含めた景観計画が重要」といった声が出たという。

 イコフォートは国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「イコモス」の下部組織。委員らは滋賀県彦根市の国際会議で来日し、29日に松本城を見学した。この日は、松本城とともに登録を目指す犬山城、松江城がある愛知県犬山市や松江市も参加。日本の城郭の歴史や3市の天守閣の現状などを伝えた。

 冒頭以外は非公開。松本市の菅谷昭市長は「松本城を守り継いできた人々の願いや文化財修理の技能とともに城を次世代に引き継ぐ必要がある」とあいさつ。会議終了後、取材に応じたイコフォート日本代表の三宅理一・東京理科大客員教授(建築史)は「日本の城を世界史的に位置付けるという目的に向けた一歩となったと思う」と話した。

2018年10月31日掲載

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