TOP2019年02月「松本城≠石造りキャッスル」驚き 世界遺産登録へ調査
外国人観光客が多く訪れる松本城公園=1月3日

 城といえば東京ディズニーランド(千葉県)の「シンデレラ城」?。松本市などが国宝松本城を訪れる外国人観光客に行った調査で、城に抱いていたイメージが松本城の姿と異なるケースが多いことが1日、分かった。

 調査は、世界遺産登録に向けて外国人への効果的なPR方法を探ろうと、市がNPO法人アルプス善意通訳協会に委託。2017年11月から1年間行った。国籍と年代、松本城の印象や興味深い点、自国の城のイメージを尋ね、43カ国の663人が答えた。

 「石造り」をイメージしている人が270人(40・7%)に上り、ノイシュバンシュタイン城(ドイツ)のような西洋の城を思い浮かべたのが59人(8・9%)。洋画などの印象から城といえば「王様と女王の物語を思い浮かべる」(30代女性、米国)「ディズニー(の城)」(30代女性、チェコ)との答えも複数あった。

 城がない米国やイスラエル、オーストラリアなどの人が134人(20・2%)を占めたことも影響したとみられる。

 一方、157人(23・7%)は、木造で隠し階などもある松本城の構造に興味を持った―と回答。石積みの上に建つことに驚く人もいた。夜中に城の守りをしていた武士へのお告げがきっかけで松本城大天守にまつられた「二十六夜神」を不思議がる意見も目立った。

 市は結果を、世界遺産登録に向けた推薦書や英語版チラシ作成に生かす方針だ。

2019年2月 2日掲載

月別アーカイブ