リニア駅周辺整備 佐藤市長、移転対象住民と初の意見交換

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 飯田市の佐藤健市長は18日夜、リニア中央新幹線県内駅(飯田市上郷飯沼・座光寺)の周辺整備に伴い移転を迫られる住民らと、地元の北条振興センターで初めて意見交換した。10月の市長選で初当選した際、新型コロナウイルス対策と並んで「真っ先にやる」としていた課題。参加した約70人からは、移転に伴う土地や家屋の補償費、市職員の対応などに対する不満の声が相次いだ。

 市からは佐藤市長、細田仁・リニア推進部長らが出席。市長は冒頭、「人生設計や生活環境が変わってしまうことに心配や不安を抱えていると思う」と述べ、「これまで市としてきちんとお願いしてこなかった。申し訳ない」と陳謝した。その上で「次世代のために事業を進めていきたい」と理解を求めた。

 補償費を巡っては「市が整備中の移転代替地の価格と開きがありすぎる」などと増額を求める声が続出。自分で探した移転先となる土地の農地転用に時間がかかるとし、手続きの簡素化を求める声も目立った。市長は個別ケースへの回答は避け、農地転用を巡っては「農業委員会に確認する」などとするにとどめた。

 一方、移転先として家の新築が難しい人のため、市が主導して集合住宅を建設するよう求める意見もあり、市長は住民の意向調査をする考えを示した。意見交換会についても「求めがあればまた出向いて説明したい」と述べた。

意見交換会で住民の声を聞く佐藤市長(奥)=18日夜、飯田市上郷飯沼

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