長和町大門の長門牧場で、年明けから子牛が相次いで生まれている。7日には和牛の一種「日本短角」の雄が誕生。母牛「ゆきこ」のお乳を飲んだり、牛舎の中を駆けたりして元気に育っている。
同牧場ではホルスタインなど3種類の牛180頭を飼育。今年に入って子牛は13日までに5頭生まれた。日本短角種は7年ほど前から飼育しており、今では23頭に。酪農部長の井上雅義さん(51)によると、東北地方が原産で寒さに強く、標高1400メートルの同牧場で飼うのに適している。肉は赤身にこくがあり、やわらかいという。
雄の子牛は、牧場職員が7日昼ごろに誕生を確認。飼育担当の女性(49)は「生まれてから立ち上がり、お母さんのお乳を飲んでくれた。元気に育ってほしい」と笑顔。井上さんも「20年ほど働いているけれど、子牛の誕生はいつもうれしい」と話す。
昨年から牧場のレストランでは日本短角種の料理の提供を始めている。今後、40頭ほどにまで増やす計画という。
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