【北京共同】中国外務省の汪文斌副報道局長は２３日の定例記者会見で、新疆ウイグル自治区の収容施設での性的暴行を証言した少数民族ウイグル族の女性の写真を手に「うそつき」と非難した。証言を報じた英ＢＢＣ放送についても「多くのデマをまき散らしてきた」と批判。欧米などは人権抑圧の調査を求めるが、中国は猛反発している。
汪氏は、女性は以前にも複数の取材を受けたが施設での性的虐待や自身の被害を話したことがなかったと述べ、「米国で（反中）勢力の訓練を受けた後に説明を変えた」「中国を中傷し攻撃するための役者にすぎない」などと主張した。
レコメンドニュース
-
〈社説〉ミャンマー情勢 市民への暴力許されない
-
米、中国の領海侵入に停止要求 尖閣の海警船巡り批判
-
仏俳優ドパルデューさん本格捜査 性的暴行容疑で、本人は否定
-
中国は「独裁的な敵対国」 米ＣＩＡ長官候補のバーンズ氏
-
ボーン上田賞に芹田、藤本両記者 国際報道で優れた業績