弥生時代 ものづくり集団? 中野・南大原遺跡 鉄製品に加工の痕跡

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 中野市上今井の南大原遺跡で見つかった約2千年前の鉄製品に、その後の分析で加工途上の痕跡があるとみられることが、15日までに県埋蔵文化財センター(長野市)への取材で分かった。木製品を加工するために用いられた鉄製工具を作ろうとしていた可能性もあるという。

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南大原遺跡から出土した鉄製品(県埋蔵文化財センター提供)
南大原遺跡で見つかった鉄製品のエックス線断面画像。鉄板2枚が重なっているのが分かり、折り返すなど加工途上の段階と想定される(県埋蔵文化財センター提供)
南大原遺跡の竪穴住居跡で見つかった火床。鉄の加工が行われた痕跡と考えられている=2019年10月、中野市(県埋蔵文化財センター提供)
〈南大原遺跡〉千曲川流域の自然堤防上にある。第4次(2011~13年)までの発掘調査で弥生時代中、後期の集落跡が確認された。第1次(1950年)では地元の歴史研究者、神田五六(ごろく)(1896~1964年)が弥生土器を発見。第4次では弥生中期の板状の鉄製品と鉄の矢尻が出土した。住居床面に火を強く受けた場所があり、砥石(といし)なども出たため、竪穴建物跡内で鉄器を加工していた可能性が浮上。第5次では、その証拠となる小さな鉄くずを見つけるため、全ての竪穴建物跡の土をふるい、磁石を当てる作業を続けた。

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