それでもペダルを踏む 自転車事故で亡くなった息子の足跡たどって

長野県 社会
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ときどき痛む膝をかばいながら、ペダルに力を込めてゆっくりと上り坂を進む。

 千曲市杭瀬下の自営業矢嶋康(やすし)さん(49)は2日夕、スポーツタイプの自転車ロードバイクにまたがり、千曲市八幡の山道へトレーニングに出掛けた。週に1回1時間ほどかけて約20キロの公道を走る。この道を一緒に走った息子と会うことはもうできないが、眼下に棚田と市街地が広がる見晴らしのいい高台に着くと、いつもこの場所で先に行って待っていてくれた背中が目に浮かぶ。

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千曲市街地を望む高台でロードバイクを止めた矢嶋康さん。長男律希さんはいつもこの場所で、遅れてくる康さんを待ってくれた=2日、同市八幡(中村桂吾撮影)

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