松川町産シードル海外へ 飯伊の小規模醸造所から初輸出

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 下伊那郡松川町大島の醸造所「VinVie(ヴァンヴィ)」は31日、シードル(リンゴの発泡酒)約280本をドイツ西部フランクフルトに出荷した。同社によると、飯田下伊那地域の小規模醸造所から海外への輸出は初。欧州の他国にも広げたいと考えている。

 町内では特産のリンゴを生かしたシードル醸造が盛ん。同社は創業した3年前から海外への発信を目指してきた。自社農園で栽培した「ふじ」などで10種類ほどのシードルを生産。定番の辛口、シナモンなどで香り付けした甘口など3種類を輸出する。

 フランクフルトでは古くからシードルに親しむ文化があるという。取締役営業担当の佐藤篤さん(47)が現地の日本食レストランでソムリエをする日本人男性と知り合った。糖度が高いリンゴならではのドライで切れの良い飲み口、透明感のある黄色がかった美しい見た目が評価され、飲料卸売りも手掛ける同レストランで販売されることになった。

 年4回ほど輸出する計画。竹村暢子(のぶこ)社長(49)は「日本のシードルを知ってもらうきっかけになればうれしい」と話した。

シードルを詰めた箱の前で3種類の銘柄を手にする竹村社長(右)と佐藤さん=31日午前10時46分、松川町大島

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