シジュウカラのひな ミソサザイが親代わり 軽井沢で撮影

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 軽井沢町長倉でシジュウカラのひなに餌を与えるミソサザイを、自然観察ツアーなどをしているピッキオ(軽井沢町)が撮影した。長年、野鳥観察に携わるスタッフは「同町内ではよく見掛ける鳥同士だが、初めて見る光景」と驚いている。

 ピッキオによると、国有林内に設置した巣箱にシジュウカラが営巣し、5月20日にひな8羽がふ化。30日の野鳥観察ツアーの際、ミソサザイが飛来し、ひなに餌を与えているのを見つけた。ミソサザイは2、3分おきに、ひなに昆虫などを運んだ。

 巣箱には出入り用に丸い穴が開けてある。ピッキオ軽井沢事業所長の大塚敏之さん(51)によると、通常ミソサザイは穴に入るようなことはしないが、巣箱の穴の開いた板が外れかけており、引き寄せられた可能性がある。「自分の子どもを外敵に捕食されるなどして失ったミソサザイが、近くにいたシジュウカラのひなの鳴き声を聞き、子育ての衝動にかられたのかもしれない」と大塚さん。

 巣箱が出入りしやすくなっているため、天敵の侵入も心配されるという。大塚さんは、ひなが無事に巣立つ日を心待ちにする一方、「巣立った後、親のように世話したミソサザイがどういう行動を取るのか、興味深い」と見守っている。

シジュウカラ(上)とミソサザイ(ピッキオ提供)
シジュウカラのひなに餌をやるミソサザイ(白い点線部分)=暗視カメラで撮影、ピッキオ提供

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