しなの鉄道 来春減便 6期ぶり赤字

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 県出資の第三セクターしなの鉄道(上田市)は10日、2021年3月期決算を発表した。本業のもうけを示す営業損益は、前期の9千万円の黒字から7億1800万円の赤字に転落。赤字は6期ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で輸送人員、旅客収入がともに大きく減少した。記者会見した春日良太社長は、来春のダイヤ改正で減便する方針を示した。

 売上高に当たる営業収益は前期比25・2%減の32億1700万円。輸送人員は26・6%減の1031万人、旅客収入は31・9%減の19億8300万円だった。

 旅客収入の内訳は切符を買って乗る定期外利用が48・1%減の7億7800万円、通勤定期が12・3%減の7億1300万円、通学定期が18・2%減の4億9100万円。経費削減や、新型コロナ対策として国や沿線自治体から計2億9200万円の補助金を得た結果、純損益は4億2500万円の赤字(前期は3200万円の赤字)で2期連続の最終赤字となった。

 春日社長は会見で、今年4月の定期外利用収入について、首都圏などで緊急事態宣言が再び出たため感染拡大前に比べて半減していると説明。「新型コロナが収束しても以前のような利用状況には戻らない」と述べ、減便が避けられないとした。

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