高校野球長野大会 高遠のOBら沸く 低迷期からはい上がり初の4強  

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 松本市野球場で18日行われた第103回全国高校野球選手権長野大会準々決勝の残り2試合。唯一の公立勢対決となった第2試合の高遠―上田染谷丘戦は、ともに初の4強入りを懸けた一戦だった。一回の5得点で主導権を握った高遠が10―3で破ると、三塁側スタンドは歓喜に沸いた。

 「長かった…。選手、関係者には感謝しかない」。元OB会長の北原富夫さん(72)=伊那市=はしみじみと語った。約30年、春、夏、秋の大会で球場に駆け付けてきた北原さん。部員不足で単独出場ができないなど、苦境も見てきた。一時の低迷期からはい上がり、歴史を塗り替えた選手たちを心底うれしそうに見つめ「エネルギーをもらった。準決勝もチーム一丸、春に敗れた松商に雪辱してほしい」とエールを送った。

 一回に先制の2点適時打を放った主軸の小池倫太選手(18)の父で、保護者会長の友明さん(47)=伊那市=は「ほっとした。先制点を取れたのは大きい」と、高遠の桜にちなんだピンク色のメガホンをたたいて喜んだ。春に続き、初の4強進出。試合後「ここからが本当の勝負。引き続き応援に気持ちを乗せて後押ししていく」と語った。

 高遠高近くにあり、選手もかき氷や和菓子を求めて立ち寄る千登勢菓子店は、店前に「ミラクル大盛りおかわりで」などと書いた看板も立てて応援してきた。この日も店で実況を聞いていた社長の伊藤隆淑さん(51)は4強入りを「地域の希望。すごいの一言」と絶賛。準決勝に向け「悔いを残さず全力で牙をむき出しにして戦ってほしい」とさらなる躍進に期待した。

 一方、上田染谷丘の応援には1997年に8強入りした当時の主将倉沢佳周さん(41)=上田市=らの姿も。「(五回の)3ランなど最後まで諦めず頑張っていた。悔しいだろうけれど同じ目標に向かって頑張った仲間とのつながりは、これからも続く」と、温かな拍手を送った。

初の4強入りを決め、スタンドにあいさつに向かう高遠高ナイン=18日、松本市野球場

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